前歯の部分矯正

前歯のちょっとした傾きや出っ張り、引っ込みの症状など、あくまでも軽度(マイルド)なケースの場合に限り、部分矯正も適応になることがります。
前歯の一部分だけに矯正装置を付けて、気になる部分だけを改善します。
部分矯正が出来ない(治らない)ケース

- デコボコの程度が重度の場合
- でこぼこ・出っ歯で並べるスペースが十分確保できない場合(スペースがどのくらい必要か?どこにスペースを作るか?で治療可否が変わる)
- 上の前歯を動かしたいが、下の前歯が噛んで邪魔している場合
- 奥歯のかみ合わせがに問題がある場合
- 上下の歯が垂直的、水平的にズレがある場合
- 治したい箇所以外の歯並び、かみ合わせに問題がある場合
- 歯周病や虫歯などがある(その場合、一般歯科医院で治療をしてから再度ご相談)
- 永久歯の生えそろっていない子ども(子どもは永久歯が生えそろってからの全体矯正)
- 全体の歯並び・咬み合わせを治さないと、根本的な治療解決にならないケース
上記のような患者様は、部分矯正が適応にならない場合があります。詳しく診査・診断させていただきます。
よくある質問Q&A
- どういうケースが部分矯正できますか?
- 奥歯の咬み合わせに問題がなく、かつ前歯が部分的にしか問題がないケースです。この他にもさまざまな条件があります。実際に治療可能かどうかは、詳しい診査・診断の後に決定いたします。
- 金額はいくらくらいかかりますか?
- 必要な装置に応じて金額が変わりますのでご相談ください。この理由から、お電話での料金のお問い合わせは、お応えできかねますので、ご遠慮ください。お口の中を見せてもらわないことには分からないでの、そのための初診相談です。初診相談後に概算で料金をお伝えいたします。
- どういう装置を使いますか?
- 表側装置、舌側装置、マウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置、歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正歯科治療など、ご希望やケースに応じて使い分けます。咬み合わせ、骨の状態、歯の大きさ等、お口の状態により、部分矯正の方法はさまざまでケースバイケースです。
- どのようなケースが向いていますか?
- 一概には言えませんが、多少向いてるケースの傾向として、前歯だけのごくマイルドな捻じれ(捻転)のケースです。
上記のようなケースですと、部分矯正は可能な事が多いです。治したい箇所以外の歯並びや咬み合わせに問題がないことも条件となります。 - わたしの歯並び、部分矯正でいけそうな気がします!
- 部分矯正の必要なスペースの目安は2~3mmです。この値を超えてしまうと、思ったほど見た目が変わらない、目標とする場所まで歯を動かせない等の弊害が生じます。実際に、ご本人が鏡でご自身の歯並びを見たとしても、実際にスペースは分かりません。必ずドクターの見解・診査が必要になり、治療の可否が決定いたします。

ドクターより一言:「ドクターの判断により無理なケースもあります」

当院ではごくマイルドなデコボコ、すき間であれば部分矯正にも対応しておりますが、本人が前歯の一部分だけを治したいご希望であっても、部分矯正が無理な場合もあります。
気になる部分だけを治すのに、本当にそこだけに装置を付けて治せるかどうかの判断は、直接、ドクターが見てみないことには分かりません。
当院としても、ご本人のご要望と、こちらでの治療のご提案がかみあわない事もあり、せっかく来ていただいたのにお時間と相談料をいただくだけになってしまいますので、無理なケースもあることをご理解いただければと思います。
「部分矯正でやりたい」というお話はもちろんお聞きしますが、部分矯正はあくまでも数ある矯正治療選択肢の一つであり、ご本人が想像している見た目の治療目標は、部分矯正でできるかどうかは、ご相談後になります。
奥歯の部分矯正

もともと部分矯正は、一般歯科治療における被せ物やブリッジ、インプラントを入れる時などに、歯を入れるスペースを確保するために行われる目的のほうが多い前処置の矯正治療でした。
それが近年では審美的に“前歯の歯並びの部分的改善”など、気になる部分だけを矯正する治療としてもニーズが高まってきました。
さわだあや矯正歯科では一般歯科治療の前処置としての部分矯正、全体矯正も行っております。
このようなケースに部分矯正

- 補綴物の位置を確保するための部分矯正
- インプラントを埋入するためのスペース獲得
- 傾いた奥歯を起こす
- 歯周病治療のための部分矯正
…などです。クラウンやブリッジ、インプラント等の補綴治療前に歯の移動を必要とする症例は是非ご相談下さい。