マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明な取り外し式の矯正装置です。ご自身の歯の型取りをした後、徐々に装置を交換しながら理想的な歯並びに改善していきます。
- 装着していても装置を付けていることが気づかれにくい
- 取り外し式なので清掃性がよい(歯ブラシがしやすい)
などの利点があります。
マウスピース型矯正装置(インビザライン)のメリット
治療中のトラブルが少ない
例えば通常の装置であれば治療中に「装置の脱落」や「頬に当たって痛い」などのトラブルがどうしても起こりますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)ではそのようなトラブルが極力少なくてすみます。
取り外し式で歯に直接装置を接着しませんし、ワイヤーを使用していないためです。装置が外れたり痛みが出たりしたときの来院回数も抑えることができます。
メタルフリー(金属アレルギーの心配がない)
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の装置は金属を使用しない樹脂製(ポリウレタン)のため、メタルフリーなので、金属アレルギーが心配な方にも使用できます。ポリウレタンは一般的に食品の包装や医療器具等にも普及されており、生体適合性のある素材です。
- 金属アレルギーの方にも使用できる
- 口内炎になりやすい方、妊娠中の方も
- 金属色による審美的なお悩みも軽減(ほぼ装着していることが気づかれない)
通院後、毎月来院の必要がない
ワイヤーによる一般的な矯正治療は通常毎月1回の通院が必要ですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の来院間隔は1~2ヶ月に1度です。患者さんご自身が装置を着脱しながら、患者さん主体で歯を動かす仕組みのためです。
毎月来院の必要がないため、遠方の方やお仕事や学業で忙しく。なかなか時間が取れない方も安心です。
- 通院頻度は1~2ヶ月に1回(症例や個人差による)
- 通院頻度が少ない
- 自分のペースでマウスピースを交換できる
マウスピース型矯正装置(インビザラインlite)
当院では、通常のマウスピース型矯正装置(インビザライン)のフルコースに加え、マウスピース型矯正装置(インビザラインlite)のコースもご用意しております。アライナー装置14枚以内で改善できる軽度な不正咬合が対象となるコースです。
こんな方へ
- 軽度な不正の歯並びで目立たない治療をしたい
- 審美ブラケットでの部分矯正を検討されている方
- 治療費を抑えたい
マウスピース型矯正装置(インビザライン)の料金
マウスピース型矯正装置(インビザラインfull)
マウスピース型矯正装置 |
935,000円 (85万円+税) |
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インビザラインlite
マウスピース型矯正装置 |
506,000円 (46万円+税) |
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マウスピース型矯正装置 |
385,000円 (35万円+税) |
口腔内スキャン iTero(アイテロ)の導入
当院では、院内に光で口腔内の歯型を読み取れる装置「iTero(アイテロ)」を導入しており、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療に活用しております。
今までのお口の中にペースト状の印象材で型取りをしていた方法から、ペン型の光スキャン方式である「光学印象」による歯型取りの方法になります。従来のペーストによる印象(歯型取り)と比べ、より正確に患者さんの歯型データを得られ、よりピッタリとフィットするマウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピース装置を作成できます。
- より精度のあるマウスピース型矯正装置(インビザライン)治療をお考えの方に
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)メーカーとのデータのやりとりもスピーディー
- 従来の印象材によるお口の不快感・違和感が軽減
マウスピース型矯正装置(インビザライン)で大切な事
クリニック選びのポイント
矯正治療の方針を決める上で大切なことは、お顔全体のバランス、歯を支える骨の形や厚み、歯ぐきやくちびるや舌などの見極めです。これを意識せずに治療計画を立てたり、誤ったりすると、矯正歯科の失敗のリスクが高まります。
気軽に始められるマウスピース型矯正装置(インビザライン)ですが、矯正歯科治療の経験のあるクリニックでの治療をおすすめいたします。
ワイヤー矯正しかり、マウスピース矯正しかり、あくまでも装置自体は方法論でしかありません。その道具たちを使って治すのは、ドクターなので、マウスピース型矯正装置(インビザライン)を受けられるクリニックをお探しの方は、経験のある先生のもとで治療をお受けになられるのがよいかと思います。
苦手な歯の動きがあります
マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療の特徴の一つとしては、ワイヤーの矯正に比べると歯を移動させる力(歯にかけられる力)が弱い事が挙げられます。
そのため、苦手な歯の動きがあることも事実ですので、ケースやご希望によっては、他の矯正歯科装置を併用して苦手な動きを補いながら治療を進める事もあります。
1日20時間以上装着する必要があります
毎日付け外しを繰り返さなければいけないので、通常の矯正装置よりもご本人の努力やマメさ、頑張りに治療結果の良し悪しが委ねられます。
歯の根の移動が、ワイヤーに比べると弱いので、個人差にもよりますが、仕上げの治療がしにくい場合や、後戻りがしやすい場合があります。
未承認医薬品、医療機器等の明示
①未承認医薬品等であること
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
②入手経路
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米アラインテクノロジー社の製品の商標製品です。当院ではその日本法人であるインビザライン・ジャパン社を介して入手しています。
③国内の承認医薬品等の有無
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は薬機法の対象とはなりません(薬機法対象外)。
- アライナー作製をする為に行う型取りに使用する口腔内スキャン装置「iTero(アイテロ)」については薬事承認を受けています。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)のサポートソフトウェアである「クリンチェック」は薬機法上の承認を得ています。
- 日本国内で製作される類似のマウスピース矯正装置のいくつかは、薬事承認されております。
④諸外国における安全性に係る情報
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証され、販売認可を受けています。
⑤医薬品副作用被害救済制度の対象外
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は日本では完成物薬機法未承認の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。